本日はガウディの作品で最も知られている建造物から。
着工(1882年)から100年以上経つ現在も建築工事中の『サグラダ・ファミリア』(聖家族教会)

現在は8本がほぼ完成している塔。
31歳から建築に携わったガウディが実際に目にした塔は1本のみ。
完成すると18本の塔がそびえる予定らしい。まだ半分?
あと200年後に完成という声も聞きます。。。

森の中にいるよな空間を表現した聖堂内部。
21mに及ぶ樹木のような柱が上部で枝分かれして天井を支えていました。

建設中のらせん階段はかたつむりをイメージしてつくっています。

この有機的な形、複雑は鉄筋の形、量に驚きました。
このよな建築現場を見るのも楽しいです。

教会らしい扉。何気ないスペースでしたが私はここが気に入りました。

地下にはガウディの最終案の石膏の模型がありました。
この模型で図面化できないディテールが
ガウディの弟子たちに委ねられていったようです。

次はガウディ作のグエル公園。
ここは 都市計画として60戸の住宅が建設される予定だったとか。
資金面の問題もあり、結局分譲されて人が住んだのは3件のみ。
そのうち2件は依頼主のグエルと、ガウディ自身。

そのガウディの自邸がこちら。
カサ・ミラやカサ・バトリョなどのうねうねしたものに比べるとシンプルで、
「住むならやっぱりこれだよ」と言っているような気がしました(笑)

おとぎの国のような公園の中に、やしの木がモチーフの陸橋がありました。
鮮やかなモザイクタイルで装飾された広場があると思えば、
このような有機的な空間まで発想してしまう彼は素晴らしい。

そして次はガウディと同じ時代を過ごした
ドメネク・イ・モンタネールの傑作『カタルーニャ音楽堂』
花の建築家と呼ばれたモンタネールらしい装飾が見事!
今なお現役のコンサートホールの内部は壁や天井に大きな開口が設けてあり、
コンサートホールには珍しい外光が降り注ぐ開放的な空間でした。
建築的な話をすると、鉄骨のフレーム構造にして
開口をより広くとれるようにしたようです。
内部の写真は禁止されていたので、伝わりにくいですが、
とにかく優美な空間に心を奪われました。

朝から感動だらけのバルセロナ、夕刻となり、街に色気が出てきました。

少し歩いて、バルセロナの新スポット『バルセロネータ』に来ました。
先程までの重厚感とは一変、さわやかなヨットハーバー。
こんな所も大好きです。

明日の帰国までにお土産が買い足りないので、少し街へ戻ってみました。
創業100年以上のナッツのお店。
日本語を勉強中の店員さんから、
ローストしたばかりのマカダミアナッツをもらいました。
美味しすぎて大人買い!

その店員さんに教えてもらったおすすめのバルに行ってみたら、
19:30の開店前から人がどんどん集まってきて、
20席のカウンターがオープンと同時に一瞬にして埋まってしましました。
この店は地元でも有名な『CAL PEP』と言います。
手前の名物オーナーは派手なパンツにダミ声で、
おいしいタパスをおじゃんじゃん出します。
私たちの背後には立ち飲みで待っているお客さんがわんさか。
1人で来ていたお客さんが帰ると、一斉にずれろの合図!
カウンターはみんなの協力のもと、効率的に楽しめるようになってました。

名残惜しいバルセロナ、最後にもう一度、
ライトアップされたサグラダ・ファミリアを堪能。