2015年 11月 30日
タイ・バンコク研修旅行 |
中部国際空港からたった5時間で着いてしまうタイ、バンコク。
タイに詳しい方に助言を頂き、準備万端の4日間の旅となりました。
ちょうど1年前の研修旅行ではありますが、今頃リポートしちゃいます。
バンコク中心地は想像以上に活気に溢れていました。何でもない普通の通りに屋台が出ていたり、あちらこちらでビルが建設されていたり、街が成長している勢いを感じ、車と人の量、トゥクトゥクに、これから始まる旅への期待が高まりました。
2日目に行ったチャトチャックマーケット。
大規模な市場には生活雑貨からベッド、洋服、骨董品まで様々な物が売られていました。
きっと物凄い熱気に包まれているのだろうと思えば、店番をする人は結構ゆったりしていて、モロッコで遭遇した食らいつく様な接客には遭遇しませんでした。
接客に熱を入れ、物を良く見せて売ろうとしている店はごく一部。
ほとんどの店がざっくりと陳列され、倉庫に物を置いているような所も有った。
それでもタイの国民性や、流通している物、今のタイのトレンドなどが一度に見れる良いスポットだと思います。
レゲエが流れる南国風のカフェで休憩し、屋台のごはんも満喫しました。
新しい物の時代へ移行しつつあるバンコクで、タイらしさを見つけ出せたのは、タイシルクに魅了され、世界に広めたジム・トンプソンの家です。
チーク材をふんだんに使用した建物は、家主のこだわりを随所に感じられました。
階段手摺の赤茶色が、ガイドさんの肌とスカートの色と見事にマッチしているのをて、感動して写真を撮ったのを覚えています。タイの人たちにとってチーク材は、文字通り「肌に合う」素材なのかもしれません。日本人の肌に合う木材は杉かな?桧かな?と、日本にいるとなかなか考えないような事に気づくのも旅の魅力の一つです。
庭には日本でなかなか見られない熱帯地域の植物が活き活きと伸び、未だに家主の帰りを待っているかのように綺麗に育っていいました。
室内に設けられた窓は額縁となり、そこから見える植物や、彼が収集した調度品は、常に人から愛でられるようになっています。
勾配が急な屋根と、タイの伝統的な高床式住居は床下からの涼しい風を室内に取り入れ、また洪水を凌ぎ、野獣の侵入を防ぐそうです。
窓の形は台形にすることにより建物の強度を保っていました。
多くの観光客が来ていたにも関わらずとても静かでリラックスできる場所でした。
ジムトンプソンも経営に携わったというマンダリン オリエンタル ホテルにも訪問しました。
エントランスは淡い色でまとまった可愛らしい空間でしたが、ロビーに進むとここでもチーク材が上品に使われていました。
高い天井には鳥かごのような大きな照明が蘭と共に吊るされ、ゆったりとしたソファが配置されていました。太陽の光も温かく、とても贅沢な時間が流れていました。
アクセントに飾られた蓮の花と、空間を広々と見せるミラーの使い方はとても印象的でした。
チャオプラヤー川を渡る送迎船も趣がありました。
美しい装飾はチークでできていました。二人共テンション上がりっぱなし。
オリエンタルホテルの周りには高級ホテルが集中しており、周辺ホテルも散策できました。
その他にもスコータイホテル、アリヤ ソムヴィラ、ザ・サイアム等も見学に回りました。
多くのホテルでジャスミンや蓮の花を至るところに飾っていましたが、ザ・サイアムだけは白と黒を基調に、シックに仕上がっていました。
中心に中庭と回廊の有る作りは、モロッコのリヤドを彷彿とさせました。
黒い建具や装飾が並ぶ中にアンティークの建具がはまっていたり、オリエンタルな調度品が並ぶ部屋も旅の雰囲気をより一層高めてくれるような見せ方でした。
ミラーもただ貼ってあるだけでなく、タイルの様に目地が入り、見えすぎない演出も素敵でした。
反対にアリヤ ソムヴィラは、古き良きタイを感じられる建物と、タイらしい鮮やかな色使いのインテリアで、ほっと心が和みました。
1940〜50年代のバンコクをテーマに、タイと西欧(主にイギリス)の様式を融合させたものでした。
決して広くはないが、宿泊者が安心して過ごせる、緊張感のない丁度良い広さでした。
戦前は邸宅だったという事も納得です。
隠れ家的な要素も魅力の一つでしょう。機会があればここに泊まりたいなと思えたホテルでした。
最終日には寺院を巡りました。
同じアジアでもここまで寺院に違いが出るのも面白く、かなり奇抜な色使いと、細かく派手な装飾。
普通にしていても眩しい金色のタイルは、太陽の光を受けさらに眩しかった。
このようなお墓からも感じられましたが、タイでは貧富の差が激しく、それは街ゆく人々や車、綺麗なビルと古びた建物が隣り合わせにある街並みを見ても感じました。格差というのは急成長している国に抱えやすい問題のようですが、その差は違う国が隣り合っているようだと例えても良いかもしれません。
タイに訪れて、日本という国の住み易さを再確認しました。そして、こだわり抜けるという事はとても贅沢な事だと、当たり前ですが大切な部分に気づく事ができた旅となりました。
同じ部屋で過ごした女子3人、良い事もそう思わない事も一緒に共有できたことが何よりの財産です!
タイに詳しい方に助言を頂き、準備万端の4日間の旅となりました。
ちょうど1年前の研修旅行ではありますが、今頃リポートしちゃいます。
バンコク中心地は想像以上に活気に溢れていました。何でもない普通の通りに屋台が出ていたり、あちらこちらでビルが建設されていたり、街が成長している勢いを感じ、車と人の量、トゥクトゥクに、これから始まる旅への期待が高まりました。
2日目に行ったチャトチャックマーケット。
大規模な市場には生活雑貨からベッド、洋服、骨董品まで様々な物が売られていました。
きっと物凄い熱気に包まれているのだろうと思えば、店番をする人は結構ゆったりしていて、モロッコで遭遇した食らいつく様な接客には遭遇しませんでした。
接客に熱を入れ、物を良く見せて売ろうとしている店はごく一部。
ほとんどの店がざっくりと陳列され、倉庫に物を置いているような所も有った。
それでもタイの国民性や、流通している物、今のタイのトレンドなどが一度に見れる良いスポットだと思います。
レゲエが流れる南国風のカフェで休憩し、屋台のごはんも満喫しました。
新しい物の時代へ移行しつつあるバンコクで、タイらしさを見つけ出せたのは、タイシルクに魅了され、世界に広めたジム・トンプソンの家です。
チーク材をふんだんに使用した建物は、家主のこだわりを随所に感じられました。
階段手摺の赤茶色が、ガイドさんの肌とスカートの色と見事にマッチしているのをて、感動して写真を撮ったのを覚えています。タイの人たちにとってチーク材は、文字通り「肌に合う」素材なのかもしれません。日本人の肌に合う木材は杉かな?桧かな?と、日本にいるとなかなか考えないような事に気づくのも旅の魅力の一つです。
庭には日本でなかなか見られない熱帯地域の植物が活き活きと伸び、未だに家主の帰りを待っているかのように綺麗に育っていいました。
室内に設けられた窓は額縁となり、そこから見える植物や、彼が収集した調度品は、常に人から愛でられるようになっています。
勾配が急な屋根と、タイの伝統的な高床式住居は床下からの涼しい風を室内に取り入れ、また洪水を凌ぎ、野獣の侵入を防ぐそうです。
窓の形は台形にすることにより建物の強度を保っていました。
多くの観光客が来ていたにも関わらずとても静かでリラックスできる場所でした。
ジムトンプソンも経営に携わったというマンダリン オリエンタル ホテルにも訪問しました。
エントランスは淡い色でまとまった可愛らしい空間でしたが、ロビーに進むとここでもチーク材が上品に使われていました。
高い天井には鳥かごのような大きな照明が蘭と共に吊るされ、ゆったりとしたソファが配置されていました。太陽の光も温かく、とても贅沢な時間が流れていました。
アクセントに飾られた蓮の花と、空間を広々と見せるミラーの使い方はとても印象的でした。
チャオプラヤー川を渡る送迎船も趣がありました。
美しい装飾はチークでできていました。二人共テンション上がりっぱなし。
オリエンタルホテルの周りには高級ホテルが集中しており、周辺ホテルも散策できました。
その他にもスコータイホテル、アリヤ ソムヴィラ、ザ・サイアム等も見学に回りました。
多くのホテルでジャスミンや蓮の花を至るところに飾っていましたが、ザ・サイアムだけは白と黒を基調に、シックに仕上がっていました。
中心に中庭と回廊の有る作りは、モロッコのリヤドを彷彿とさせました。
黒い建具や装飾が並ぶ中にアンティークの建具がはまっていたり、オリエンタルな調度品が並ぶ部屋も旅の雰囲気をより一層高めてくれるような見せ方でした。
ミラーもただ貼ってあるだけでなく、タイルの様に目地が入り、見えすぎない演出も素敵でした。
反対にアリヤ ソムヴィラは、古き良きタイを感じられる建物と、タイらしい鮮やかな色使いのインテリアで、ほっと心が和みました。
1940〜50年代のバンコクをテーマに、タイと西欧(主にイギリス)の様式を融合させたものでした。
決して広くはないが、宿泊者が安心して過ごせる、緊張感のない丁度良い広さでした。
戦前は邸宅だったという事も納得です。
隠れ家的な要素も魅力の一つでしょう。機会があればここに泊まりたいなと思えたホテルでした。
最終日には寺院を巡りました。
同じアジアでもここまで寺院に違いが出るのも面白く、かなり奇抜な色使いと、細かく派手な装飾。
普通にしていても眩しい金色のタイルは、太陽の光を受けさらに眩しかった。
このようなお墓からも感じられましたが、タイでは貧富の差が激しく、それは街ゆく人々や車、綺麗なビルと古びた建物が隣り合わせにある街並みを見ても感じました。格差というのは急成長している国に抱えやすい問題のようですが、その差は違う国が隣り合っているようだと例えても良いかもしれません。
タイに訪れて、日本という国の住み易さを再確認しました。そして、こだわり抜けるという事はとても贅沢な事だと、当たり前ですが大切な部分に気づく事ができた旅となりました。
同じ部屋で過ごした女子3人、良い事もそう思わない事も一緒に共有できたことが何よりの財産です!
by archdeco
| 2015-11-30 15:56
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